玄関で待ってるとピンポーンとインターホンが鳴る。




ドアを開けるとそこに居たのは桜。




「璃子ちゃん!おはよ!」




「おはよう」




やっぱり可愛い。ふわふわしてて純粋な笑顔。





大人しくて、堅苦しい私とは違いすぎる。





「優くんのところに行こ?」





「そうね。行きましょうか」





いつも私の家に桜が迎えに来る。




そして二人で優を迎えにいく。





それはずっと続いていることで今更辞めることなんてできないってほど習慣になっている。




「今日ね、朝ごはん卵焼き食べたの!」





「そうなの?確か桜の家って朝食パンじゃなかったかしら」





「うん!いつもはパンなんだけど、なぜか今日は卵焼きだった」




桜のお母さん、どんな心境の変化なの·····。