学校に着くとやっぱり咲の席は空っぽで....。





現実をたたきつけられた。




咲とも仲直りしなきゃ。




優は向こうから来てくれたけど咲の場合は私から行かなければならないはず。





「....はぁ」





「璃子？」




「....蓮。おはよう」





急に話しかけるからびっくりしたじゃない。





「ちょっと来て」




そういった蓮は私の腕をつかんで屋上に向かう。




後ろから悲鳴みたいなのが聞こえたけど怖いから気づかなかったことにしとこう。





「蓮。どうしたの？」




「なんかあった？」




「ふふっやっぱり蓮は何でもお見通しなのね」




蓮にはかなわない。




「今日優と一緒に登校してきたのよ」




そういっただけでびっくりしている蓮。




まあ、でもそういう反応よね。




私も家の前で「一緒に行こう」って言われたときは同じくらいびっくりしたし。




てっきりもう話せないとすら思ってたんだから。