何かの心境の変化?
その時は深く考えず優と二人で登校した。
チラチラと見る周りの人たち。
結構居心地悪い·····。
なにかしら?と思っていると、
「あれ?今日桜ちゃんいないね?」
「どうしたんだろ」
そういう声が聞こえてくる。
そういう事か。
「やっぱり私たちって3人のイメージが付きまくってるのね」
「あはは。たしかに」
笑いながらそう返す優はいつも以上に笑えてなくて桜を心配してるように見えた。
そして、私は優から本当の笑顔を引き出すことは出来ないんだなって、改めて思った。
教室につくと一人で座っている桜。
俯いて座ってる。私たちを拒否するように。
でも、私達は何にもしてないし、普通に話しかける。
「おはよう、桜。どうしたの?」