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次の日。



私はいつも通り一人で行く。




でもいつも通りじゃなかったことが一つだけ。




隣に優がいること。




んー。なぜいるのだろう。




「ねぇ、なんで優が私と登校しているのかしら」




「いつも一緒に行ってただろ?」




「最近は行ってなかったと思うけど?」




「そこは気にしない」




いや、一番気にすることだと思うわよ。




というか昨日告白したんだけどな。




忘れてるのかしら。




それより....





「桜は?」




それも思ってた。




「風邪」




あ、そうなのね。大丈夫なのかしら。





お見舞いには行ってあげたいけどさすがに今の状況ではだめよね。





「そうなの....」





それからは沈黙も多かったけど学校に着くときくらいには今まで通りに話せるようになってよかった。





優が話しかけてくれなかったら話せなかったもの。