「……っはぁはぁはぁ……。っ。」










全速力で走ってやっと着いた公園。











意外と遠かった。









「璃子」










「蓮……。なんで急に……?」








「咲から聞いてな。俺が教室で話しかけなければ起きなかったことだろ?ごめんな」










「え?違うわ。いや、そうかもしれないけど……。私は正直蓮から話しかけられて安心した。だから蓮が謝ることじゃないわよ?」








蓮が罪悪感を感じる必要なんて全然無い。










「どちらにしても私と咲の喧嘩は多分いつか起こってたと思うわ。私に対して色々と思ってたことがあったらしいから」









私って、こんなふうに思われてたんだなって知れて勉強になったところもあったけどなによりショックが大きすぎた。









咲からこんなに勘違いされてたんだって。









璃子は、こんなふうに思ってる人っていう認識をされてたんだって。