それからはもちろんいつも通り。
私が変に意識したら山口くんに失礼だなと思って、本当に今まで通り過ごした。
みんなで鬼ごっこやら、花いちもんめやら、幼い頃にやった遊びをやるだけやって疲れきった私たちは、
「そろそろ解散する?」
という山口くんの言葉に頷いた。
バラバラに散っていくみんなに紛れて私も帰ろうとみんなに手を振り、"おじゃましました"と頭を下げると、
「わっ、えええっ!?」
眉間にシワを寄せまくる大野くんは私の腕をつかみ、ずかずかと歩き出した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…