大野くん、私のこと好きになってください!


「こんなところで何してんの?早くしないとなくなるよ!」



「あ、うん!ありがとう!」



"こっちこっち!"と笑う山口くんに私もついていく。



その後ろを大野くんもゆっくりと歩いてきているのがなんとなく分かった。



…ん?さっき、何言おうとしてたんだろう?



「はい、これ。」



そんな疑問が頭に浮かんだけど、ニコッとお皿と割り箸を渡す山口くんを見たるとわ



気にする必要もないよね、せっかくだもん楽しもう



と気にならなかった。