以上、私と大野くんの運命的な出会いでした。
あの日から、私はいつだって思いを伝えてるのに、1年経った今も大野くんは全く私に興味なし。
それどころか、私の反応を面白がってみんなの前でいじわるするからいつの間にか私はクラスの笑いものだ。
あ、でもいじわるされるのも…悪くないんですけどね???ふへへ。(※閲覧注意)
「気持ち悪い笑み浮かべないの!大野くんのこと諦められないなら、…意識させるしかないよねっっ?」
私のニヤケ顔を見て若干引き気味の知奈に、すぐに顔を引き締めた。
って、ちょっと待って!?
「意識さ、させる!?」
ってどうやって!?!??
考えてみてよ、もう手遅れじゃない?いやいや、もちろんそうではないと信じたいけど…。
「ふふーん、私に任せて?」
ドヤ顔の知奈、ちょっと怖い予感。
