大野くん、私のこと好きになってください!


それで優しいなと思って好きになって、ってそんな展開だと思った?



それが、それがね??



小さな声で"ありがとうっ"ってお礼を言って、『3√3です!!』って自信満々に答えた私に、



先生が『残念、答えは3√2だ。』って。



あんなに自信満々で答えたもんだからクラス中で笑いが起きて、恥ずかしくて、大野くんのことを睨むと、



『ばーか』



って爆弾並みの笑顔を私に落としてきたの。



その爆弾は私の中で思いっきり爆発して、一瞬で恋に落ちた。