大野くん、私のこと好きになってください!


8月5日にある地元の夏祭り。



屋台もたくさん出るし、結構広くて大がかかりで、最後には花火も上がるこの辺じゃ一番大きいお祭り。



去年までは知奈と行ってたんだけど、今年は如月くんに『知奈貸して!!』とお願いされてしまい、ひとりで困ってたところだった。



本音は大野くんと行きたいって思ってたけど、タイミング無くて、だからこの場を借りてダメ…かな?



なかなか返事をくれない大野くんを不思議に思ってちらっと見上げると、



「それってご褒美って言える?」



と少し心配そうな顔。