全然届きそうにもない私に、



「がんばれー!!」



と観客の方から声援が聞こえ、挙句の果てに



「3組、届きません!頑張ってください!」



放送までもが私を応援する。



こんなに恥ずかしいことはないってほどに、届かなくて、1番だった私はいつの間にかどべで、



ついでに言えばもう他の人たちはゴールしてて、いっそのことお菓子を手でとってもいいような気もしてくる。



なんとか



「少し棒を下げてください」



と言う放送のおかげでお菓子をゲットできた私は、たくさんの拍手をもらい、やっとゴールをした。