大野くん、私のこと好きになってください!


と思ったのに、



「お手伝いって、これ!?」



大野くんが私に任せたのは、大して多くはないワークの運搬作業。



そうえば大野くん今日日直だったな。



でもさ、これぐらい1人でも運べるよね?だってたったの10冊ぐらいだよ?



も、もしかして、



「大野くん、私と一緒にいたかったり…」



「しねぇよ。」



で、ですよねー。



分かってたよ、分かってたけどそんなにはっきり言わなくても。



でも少し前よりも進展してるかな?



さっきだって話しかけてくれたし、最近はちゃんと返事してくれるし、



うん!進展ですっ!