大野くん、私のこと好きになってください!


山口くんは、名簿が近くて新クラスになった時の席が隣だったことから仲良くなった。



陸上部の山口くんは体育の授業でいつも大活躍をしている。



「山口くんが隣でよかったぁ。こちらこそよろしくね!」



「おう!!あ、それでさ、今度、」



「梨愛ー、手伝って。」



「お、大野くんっ!?」



いつの間にかSHRは終わっていたらしく、大野くんは私の椅子に手をかける。



大野くんから話しかけてきてくれるなんて感激!



大野くんのお手伝いなら喜んでやります!!



むしろ大歓迎!どうぞ、これからも!!



「えへへ、大野くんっ好き!!」



「きもい。」



今ならきもいって言われても喜びに変えられそう!!



お手伝いウェルカム!!