違和感を感じた前髪を触ると、



「へ?ちょんまげ!?」



私の前髪は上手に縛られていて、



「おそろい。」



自分のちょんまげと私のちょんまげを指さす大野くんがやったのだと気づく。



て、てかおそろいって…、そんなこと私としていいの!?



え、だって、



「花子さんは!?」



「は?花子、って…あぁ。」



なにか思い当たる節があるらしい大野くんはニヤッとして、



「振った。」



と言った。