「梨愛ちゃん!」



休憩の時間、女の子に囲まれている葵先輩が私に手を振る。



ひぃ〜〜〜女の子の目線が…!!



「来てくれてよかった。もっと近くにおいでよ。」



葵先輩はそう言って、私の手を引き1番近い応援席に連れてきてくれた。



そこには、ユニフォームがきまっている大野くんが座っていて、少しドキッとした。



「大野くん!おはよう、大好き!」



「おはよ。」



「〜っ///// 挨拶返してくれたぁ!!」



「俺をなんだと思ってんだよ。」



それは…私の未来の旦那さん!?



いえ、冗談です、ごめんなさい。未来の彼氏様ぐらいで我慢します。