大野くん、私のこと好きになってください!


それだけでもびっくりなのに、さらに私は目を見開く。



「ちょ、お、大野くん!?」



「なに。」



「な、なにじゃなくて!なんで手繋ぐの!?」



そう、机の下でさりげなく手を繋いできたのだ。



ドキドキして先生の劇の話なんて頭に入ってこないよぉ!!



いや、嬉しいしラッキーなんだけど!!



「からかわないでよ〜!」



「からかってねぇし。」



「い、意味わかんない〜〜!!」



頭の中大パニックでぐちゃぐちゃになりそう…。