今年入部した一年の中で最も生意気だっていっても過言ではないやつがいた。
當山せりか。
嫌いではないけれど。
走り方はものすごく力強くて、こちらの武器になることは間違いないのだけれど、彼女の入部早々に意見の違いで対立をしてしまった。
今は和解しているけれど、やはり最初に作ってしまった印象に今までも影響させられ、未だに関わりづらい後輩だ。
でも走るセンスは一人前で。
アンカーを務めるのはせりかだ。
間の三区を一年の河合菜央(かわい なお)、四区を茉優が走る。
このメンバーならたぶん、いい結果が出るとは何となく想像ができた。
昨年はチームを組めなかった分、今年なレースにたいする気持ちもそれなりに強かった。
『優勝』とまではいかないかもしれないけれど、せめて地方大会に行くくらいの成績は欲しいくらいだった。


