泰知がいないということがこんなにも辛いことなんて知らなかった。 泰知が隣から消えるなんて考えたこともなかった。 また今日も、言い知れぬ後悔や苦しみに追われながら、隣の二組の教室に入る。 昇馬は軽く手を振りあった後に二つ先の四組の教室へと姿を消した。 あたし達は今年初めて、別々のクラスとなった。 そして、泰知がいなくなってから最初の冬を迎える。