いちについて、




昼食を取り終わってから、あたしは楓の英語のプリントを写した。


楓は推薦で高校に合格したあたしと違って一般入試で合格。

しかも首席。


足も早いし、綺麗な容姿ですれ違う男がみんな二度見するくらいにモテる。



あたしにはないものを全部持ってる楓が羨ましい。

だけどそんな事言ったら
『夕夏の方が足速いから』
って言われるのはお決まりだからこんなことは言わない。


楓のプリントに書かれた字は相変わらずキレイで見やすい。



「ほんと、神様仏様楓様だぁ〜!!!」


「ちゃんと拝んでよ?ご利益ありだからね?ほら、終わらせないと昼休み終わる。」


「やっばい。」



英語のプリントが終わったと同時に昼休み終了のチャイムが鳴り響いた。