いちについて、




凪斗さんは『味噌とんこつ』で、俺は『ラー油味噌』。


だいぶこってり系のラーメンに、今夜の胃もたれが心配されたが、やはり練習の後ということもあり、ラーメンはするりと俺の腹の中へと消えていった。


俺が一杯食べ終える間に、凪斗さんは替え玉をし、汁まで飲み干していた。

凪斗さんが大食いなのは前々から気づいていたが、こんなにあっけらかんとした表情でラーメンを二杯も無言で食べられたらこちらもわりと驚く。


俺は、凪斗さんは見習わずにラーメンの汁は半分ほど残した。


「俺、ダサい話、しばらくはお前ら三人が嫌いだった。」


ラーメンを綺麗に食べ終え、ひと口水を飲んでから、凪斗さんは唐突に話題に入った。


多分そうだ、と思い当たる節がありすぎてどれが正解なのかわからないくらいだった。

今日誘われた時点で、俺は何かを予感していたため、凪斗さんの言葉には特に驚かなかった。



そんな俺を見てから、凪斗さんは続きを口にした。