どうしてこんなことに、なってしまったのだろうか。 いつから、俺達の運命は狂い出したのだろうか。 それはきっと、お前が死んだあの日からなんだと、受け入れるしか無いのだろうか。 なあ、泰知。 もしお前が生きていてくれたなら、俺らの人生はまた少し変わっていたのかもしれないんだ。 どうしてお前は、死んだんだよ。 お前は、どこで夕夏の姿を見ているんだ。 見つけた救急車の中に、ちょうど夕夏が、運び込まれている途中だった。