「…っ!ちょ、ちょっと…!」 耐えられなくなって彼女を抱きしめれば、彼女は慌てて俺から離れようとする。 「……ゆっくりで、いいんだよ」 「え…?」 俺は、今までの人生で1番じゃないかっていうくらいの今の嬉しさをそのまま言葉で紡いでいく。 「自分のペースで、ゆっくり大人になってよ。 少しずつ俺を追いかけて、俺に追いつこうとして…、そうやって今みたいに思ってくれることが、俺は凄く嬉しいんだから」