律side





半年を迎えてから更に3ヶ月が経つ




「ねえ、りっちゃん、本当に緊張しちゃう」



「気にする事ないよ」





来那は緊張していた







なぜなら











「もうー!!来那ちゃんほんっとかわいいー!!」








りこが来那に抱きついて離れない





「いやー、本当に来那ちゃん可愛いね
律にこんな可愛い彼女が出来るなんてびっくり」



舞衣も冷静に言う




「俺もこんな可愛い彼女いたら毎日幸せだなー!」



悠がテンション高く笑う





実は今、来那をお披露目するために


大学の友達と来那とでカラオケに来ている





ああ、確かに可愛い彼女だけど




来那のアウェイ感が半端ねー!



「来那ちゃんは律のどこが好きなの?」



りこが御構い無しに来那に聞く




「どこって、居心地のよさかなー」



「えぇー!!あたしも来那ちゃん好きぃぃーー!!」





「いや、意味わかんねーわ!」



思わずりこの頭を叩く俺




あんまうるさいの好きじゃないだろうな




「まあまあ、とりあえず来那ちゃんのお披露目会だし
乾杯しようか」




舞衣がまとめて




「おおーーーう!!
じゃあー!かんぱーーい!」



悠がいつものように乾杯をする




「来那、ごめんな
いつもこんな感じなんだ」


「ううん、楽しそう」



苦笑いを浮かべる来那



本当に思ってるのか?