私は包丁は遠くに投げる




すると





起き上がったお母さんは馬乗りになって




私の頭を拳で殴り続けた





ずっと続く痛み





私はもう死ぬのかもしれない





意識が遠くなる







意識が遠くなってからもう何も覚えてない









あの日からずっと







私の記憶は1ヶ月しか記憶出来なくなってしまった






記憶障害になって5年が経つけど




未だに現状は変わらない









でも今は違う





毎日私を支えてくれてるお兄ちゃんと







私に幸せをくれるりつのおかげで




今も笑って生きていける







この幸せな日々を




1日を無駄にしないようにしなきゃ






りつはどんな時でも私のそばに居てくれるって言ってくれたし




もうこれから先は安心出来るね










コンビニで卵とネギを買って



家に帰ると





「おぉー!ありがとー
これでチャーハン作れるな」




お兄ちゃんのご飯が食べれる




「来那寒いのにありがとー」




大好きなりつが迎えてくれる




「うん」





忘れたくないけど忘れちゃう




でも確かに私は笑いながら生きていける



これが私の生きるための強みになってくれてる!




私も頑張るよ