顔に出してたわけじゃない



なんでだ??



「いやー??怒ってないですよー!」


俺は慌てて否定する



「そうかーー?
まあそんな気がしただけだからな」




店長のなんとなくがかなり怖いぞ……




しばらくすると




来那と本間は2人でフロアに出た



しかも仲良さそうに





落ち着け




まだ何もないはずだ




そして俺も仕事に集中する




これしか気にしなくなる方法はないしな






「来那ーレジお願いねー」



と俺は本の整理をする





新作の本を並べるのにかなり時間がかかる




店長も手伝ってくれてるからまだ早く終わるけど



大変なんだよなー








「ちょっと早くしてよ!!」





ん??



何やら40代くらいのおばちゃんが来那に怒鳴ってる様子



なんだ?



「どうされました??」



と店長が慌てて入ると



「本のカバー付けるのに時間かかりすぎじゃない?
電車の時間間に合わなくなっちゃったじゃない!」




カバー付けるのに?



来那にカバーの付け方教えたはずだぞ?