気持ちを落ち着かせよう
外にある喫煙所でタバコを吸う
そういえば来那と会ってからタバコの本数が減った気がするな
興味本位というか度胸試しで始めたタバコだった
高1の頃に先輩から度胸試しで吸わされていた
あの頃はまずかったはずなのに今じゃタバコがないと落ち着かない
度胸試しで始めたのに今じゃ辞める度胸がないな
でも来那と一緒にいる時はタバコのことなんて忘れる時もある
来那に気を使ってるとかではなくて
単純に楽しくて、嬉しくて、大事な1日を実感したくて
忘れることが多い
でも久々に来那といる時にタバコを吸いたくなった
来那から言われた一言が少し怖い
『私の気持ちなんてわかんないよ』
わかったつもりでいた
でも今そんなこと言われると分からなくなる
俺は一緒にいれるだけでよかった
でもそれは独りよがりになってたのかもしれない
来那は違うのかもしれない
色々な不安が募る中
「りつー」
来那が喫煙所まで来た
俺は不安を隠しながら
「おぉーどうした?」
「もうお金払ったからこっちに来た」
「おっけー、じゃあ行こうか」
一応今日は都内にいるので病院が終わった後に都内でデートする予定だった
普段あまり都内に行かないから楽しみではあった
俺はタバコの火を消して
来那と駅へと向かった



