行く場所もなかったけど、できるだけ遠くに行きたかった






私を知ってる人が誰もいないような、そんな夢のような世界に






私は気がついたら自分の全く知らない場所にきていた






持ってるお金で適当に乗車したバス






ここが何県なのか、それすらも分からない






けど、私が住んでいた田舎と違ってここは都会だった






「ここどこだろ…」






ー終点〜…終点〜…






降りてみると外はすっかり真っ暗で、でも人工的な明かりによってキラキラと光ってみえた






「わぁ…すごい都会にきちゃったみたい」