その次の夜、モーシンから「マッサージしてほしい」と私にオーダーが出た。大好きな彼に心を込めてマッサージをすると、彼は呟いた。

「来週、一緒にフィジーに行くよね。僕には君がいるけど、ファイサルもラーマンも女連れて行かないから、君は彼らにサービスしないのかなって言ってたよ。」

はあ？？

彼は続けた。「なんか会話してただけだよ。あいつら勝手に言うんだからしょうがないだろ。ファイサルは幼馴染だし。男とはそういうものだよ。」

「バカ！なんで私を守らないの！」彼の背中を叩いた。

…そしたら、いきなり殴られた。鋭い目をしていた。

「お前、殺すぞ。誰一人として、俺の体をこんなに気安く触ったことはない！」

…げ！こういう展開？？まずい！演技しなきゃ…。

「ごめん…、許して…。ごめん、許して、許して、ごめん。もうやらないから…。ごめん、ごめん…」１０分位、それが続いた。キスをなんどもして、なんとかつなぎとめた。

「もう叩いたりしないから、約束するから、あなたも約束して。奥さんのことは私に話さないで、自分で片付けて。そして、私を大事にして。」

彼は言った。「君を殴ったりはもうしたくない。君のこと、大事なんだ。もう、こういうことになるのは嫌だ。」

そして、彼はさっさと支度をして、外に出て行った。


その日、彼は、夜帰ってこなかった。彼の一派の一人がカレーの弁当を買ってきて、ホテルまで持ってきてくれた。


早朝に彼は姿を現すとともに、ベットですでに眠っている私になだれ込んで、私を勢いよく犯していった。「今日のことは忘れて。明日またスタートしよう。」彼は言った。

なんで気持ちよく感じてしまうのだろう？情って恐ろしいな。この時、これからどんなことがあっても一緒に生きていこうと決意してしまった。