いつも心の奥の世界を止めている自分がいる。現実に生きなきゃいけないという教訓が自分の心に掛け軸として掛かっている。倫理と理想、そして論理。そんなことに惑わされて、『大人』のふりをして生きている。でも、いつも結局のところ、その自分が邪魔になる。

ある時、友人がそんな私に「エネルギーの使い方が上手くない」と、言ってくれた。

人生のところどころに私に与えられるメッセージがある。それは「自分を壊して、現実を変えろ」と言っているように思える。

そろそろ時が来たようだ。

その現実を壊したくて、今このストーリーを書いている。書くことによって、見つかることもたくさんあるものだから。

…いつも心の中に秘めている世界。それは混沌の闇の世界かもしれないけれど、それを解き放ってみてもいいかもしれない。今までに超えられない現実の壁があったのは、自分を抑えていたからなのかもしれない。時代は、長く続くように思えるけれど、そうでもない。時期ごとに違う動きをする。今はその自分の前にある時代を味わおうと思う。習慣の繰り返しで回っている毎日を止めたい。毎日布団から起き上がる力の源になる何かが欲しい。

時代毎に現れるイベントの数々や人の訪れがある。それは、時に自分に何かを伝えるために、私のために運ばれてきている。その時々の出来事や情景についての描写をしてみたいと思う。

私の名前はカスミ。これは私の冒険の記録。