その日の夜。俺は親父に呼び出されて、夜の繁華街に来ていた。

「きゃーっ!」

叫び声がした先にいたのは、チャラいヤツにナンパされてる転校生・天月楓だった。

「お前ら俺の女に何してんだよ!」

「んだよ。男いたのかよ」

そいつらは散っていった。

「あの、ありがとうございました!」

「お前龍山の一年に編入した天月楓だろ?」

「え、何で知ってるんですか!?」