「はぁっ…はっ……はぁはぁ。」



正直、なんでこんなに走っているのか



自分でもわからなかった。



「……っ。」



いつも見ている校舎がぼやけていて



思わず唇を噛む。



きゅっと目元を拭ってもぼやけたまま。



気がつくと……