「はぁ…」 どうも絵を描くペンの進みが悪い。 原因はもちろん、凪と呼ばれる先生の彼女(仮)。 あんな先生見たら…全然集中できないよ。 ちらちらあの女の人が頭の片隅に出てきて妄想なんてできやしない。 「…やめた」 どうも調子が出ないのは、気付いたらため息ばかりついてしまうのは、全部あのせいだ。