「この和歌とは少し違う話になってしまいますが…昔は姉の旦那さんと恋に落ちることもあったようですから。

身分違いの恋、知られてはいけない恋。隠さなければならない恋が多かったんでしょうね」





それは私たちのことも…?


きっと誰一人、私と先生が付き合ってるなんて思わないんだろうな。


ふと、言ってしまいたくなる。


でもそんな衝動を必死に押さえつける。



それが…とても辛いんだ。


いつか、みんなに祝福されるような…お似合いだねって言ってもらえるようになりたい。