【完】【短編集】先生、"好き"を消せません…



「あぁー…どうすっかな…
って内海!目覚めたな、わかるか?」

「…うん」





やっぱりさっきのは夢…だったんだよね。

現実に引き戻されて少し残念な気持ちになる。


でも…なんだろう。

唇に違和感がある。何がどう違和感があるって説明できるわけじゃないんだけど…

夢で見た、からかな?

はぁ…センセーとキスしちゃったんだよね(夢です)





「横井が必死な顔で保健室に呼びに来たから…何事かと思った。
ちゃんと後でお礼言っとけよ?」

「私…朝からちょっとしんどくて…茉優が2人いて…」

「それで倒れたんだよ。
今日はそのまま寝てていいから。マシになったら家まで送ってやるし」





時計を見ると11時。
学校に来たのが8時だったから…約3時間くらい寝ていたことになる。

私はセンセーの言うまま、もう1度眠りについた。

もう3時間寝ているというのにまだ寝れる。

体が弱っているのかな…