今までキミのことなんてボクは気にしてなんかいなかった。


でも中学二年生の時、同じクラスになった。


キミが落とした消しゴムをボクが拾ってあげると、キミは笑顔で『ありがとう』と言った。


その笑顔にボクは不意にドキッとしてしまった。


キミを意識し始めたのはこの時からだ。