ぁたしと和也わ
はしゃいで浜辺を
走りまわった。

空わほんのり
明るくなってきた。


“おもろかった?”

『ありがとぅ
海にもこれたし
花火もしたし
二度楽しめたかなっ』

“俺も楽しかったわ
あ、ユナまだ
しんどなぃ?”

『なんで?』

“しんどなかったら
もぅ少し付き合って
もらおかなあって‥
あかん?”



すでに現実に
引き戻されていた
ぁたしわ恭平の事しか
頭になかった。

『ごめん。帰るょ‥』

“そうやんなっ
無理ゆ-てごめんゃで
送るわ”


それからぁたし達わ
一言も話さなかった。