いきなり恭平が
後ろからぁたしを
抱きしめた。

長身な恭平に
ぁたしわスッポリ
包まれた。

「あったかぃょ‥」


“なあユナ?”


「なあに?」


“俺わな、
どこにもいかへんし
死なへんっ
ユナのそばにいたい”


「いなくならなぃ?」


“どこにも行かへん”


「‥」


“付き合って?って
電話ぢゃなく直接
いいたかってんっ”


「ぅん‥
ぁたしも恭平と一緒に
いたぃんだ」



あの日と同じ‥
こわぃくらぃ。
でも決めたんだ


どこにも行かへん
って言った恭平を
信じていこうと。