ー昨日の葬式後ー

「ぱぱ、まま………」

遺影はとても幸せそうに笑っていて。

でもその前に置かれてる遺骨を見てもう居ないんだということを実感する。

なんであたしを置いていっちゃったんだろう。

「瑠夏……」


「………晴翔」

「……俺ん家……くるか?」

「…………はい?」

「だってお前、このまま1人で暮らすのは無理だろ」

「……でもだからって……」

「大丈夫よ、瑠夏ちゃんは昔から姪みたいなものだもの」

「おばさん!……でも……」

「一緒に住もうぜ、瑠夏」



「そう勝手なことをされては困る」


そう言われて突然目の前に現れた真っ黒のスーツを着た男の人。


「はじめまして。私、本日より瑠夏様にお仕えいたします執事の、柏木と申します」