いつも通りのお昼休み。

あたしは親友の桜井 七海ーNanami Sakuraiーと幼なじみの柏木 晴翔ーHaruto Kashiwagiーといつも通りお昼ご飯を食べていた。

あのお昼の呼び出しを聞くまでは。

いつも通りの生活がいつまでも続くと思っていた。



「田宮瑠夏さん、至急職員室の橋本のところまできてください」




「瑠夏が呼び出し?珍しいね」
「うん。あたしなんかしたかなー??」
「週末課題違うとこしてたんじゃねーの?」
「それだったら晴翔もそうでしょ!あたしの写してんだから!」
「あ、そっか」
「ほんっとに馬鹿ね。じゃ、とりあえず行ってくるわ」

そう言ってあたしは職員室に向かった。

呼び出される理由を考えながら。