第9章【アカイとダテ 後編】









「だからバイトの帰りにちょっと寄っただけだって!

なんでそんなことまで言わないといけないんだよ。」



「お前なんだその口の聞き方は!なめとんのか!」







翌日の業後



2年6組の生徒
ダテ ゆーへいとアカイ ショウコは生徒指導室に呼び出されていた。


生徒指導のタケダは厳しく追求する。



「タケダ先生、事情は分かりましたのでカドクラ先生が来てからまた話しましょう。」


同席していた教頭がタケダに促す。



「ふん。ナガノ先生の頃からてめぇらは調子に乗りすぎなんだよ。」


「あぁ?」



教頭が再び間に入るが、
タケダとダテは一触即発ムードだった。