2人も諦めたのか黙った。



すると、



?「結愛!」



と走ってきたのは、愛結。



つまり、お母さん。



愛結「あっ、雫」



と、私を眼中に入れた途端に、顔を歪められた。



雪、昌「えっ」



そして、そのまま愛結は結愛の元へ。



愛結「怖かったわね。でも、もう大丈夫よ」



と、頭を撫でて抱き締められる結愛。



結愛「うん」



と、涙を流す結愛。



………そう言えば、私はあんな事された事無いな。



そして、



愛結「ありがとうございました」



と、雪様と昌に言い、そそくさと結愛と共に戻っていった愛結。



私は、その後ろ姿を見えなくなるまでの短い間、見詰めていた。



もう、これは無意識に近かった。