護衛の私と主人の君と

案外すぐに喋ったな。



と言うか、よく喋れたな。



ん?



でも、



「嘘は、ついてないだろうな」



彩葉「この状況、で、嘘ついて、も、別に、得にならない、し、早、く、あたしも、親、を、

解放したいから」



心美「幼い、弟と、妹が、東城、組の、奴に、犯されて、穢されて、我慢、出来なくて!憎くて憎くて、

でも、抗えなくてっ」



って、おいおい、泣くなよ。



彩葉「私達、ここに居る皆、友達で、皆で、頑張ろうって、言ってたのに、それに、気付いた、

東城組、が私達の中に、元々の、組員を入れて、東城の、愚痴も言えなくて、皆、ムシャクシャしてっ」



心美「こんな事しろって、命令されて、私達、嫌だけど、自分が、家族が助かる、為には、会う、為

には、こうしないと、ダメなの」



と言い、泣き出す2人。



人質、ね。



2人の目を見ても、嘘をついてるようには見えないし、東城組、か。



最近動き出してたな。