護衛の私と主人の君と

何言ってるんだコイツ。



ポタッ
ポタッ



一同「!?」



「10分だな、場所は」



男「んなもん自分で考えやがれ。にしても、お前も不運だなー。俺達東城に番号知られたんだから」



………へぇー。



コイツは私が香月雫って事を知らないのか。



男「適当に掛けた相手が冷静で助かったぜ。え?しずちゃんよ」



しずちゃん?



雫の事か?



って、そう言えば、出雲は私をしずちゃんって呼ぶっけ。



男「今から10分だ。スタート」

ブチッ
ツーツーツー



………。



急がないと。



と思い、組長に電話を入れる。