「私は雪の全てを受け止めたい。だから、逃げない」



雪「!!………」



「それに、正直雪になら、何でも捧げられる気がする。身体も、心も。そして、命までも」



あれ?



何か、言いたいことがサラッと言える。



と、



雪「命って、僕の為に死なないよね?!」



と言った雪。



その声は、焦ってるというか、必死というか、そんな感じ。



「命には2つ意味がある。1つは寿命。もう1つは、雪が考えてると思うけど、身代わりや、捨て身」



雪「!?」



「私は普通の女の様に、守られたいよりも守りたいんだ。変だろ?」



雪「変じゃない。でも、僕の為に、死なないでっ」



!?



そう言う雪は涙を流していた。



さっきのカッコよさは消え、まるでか弱い女の子のようだった。