護衛の私と主人の君と

早く、早く行かないと。



そう思いながら、糸永と競争するようにして、私は雪を。



糸永は結愛の元に行く。



そして、ようやく雪に手が届いた。



男達はその瞬間、雪達を離して退散していった。



私は、早く雪に息を吸わせないとと思い、抱き締める様にして水面に上がって行く。



糸永も同じようにして、結愛と水面に上がっていく。



雪。



今だけは、抱き締める事を許して。



そして、ようやく



「はぁ、はぁ、はぁ」



糸永「はぁ、はぁ」



と息切れしながら、私は雪を。



糸永は結愛を支える。



そして、



「雪!しっかり雪!」



糸永「結愛!起きろ!」



と言いながら、私達は砂浜に上がる。