護衛の私と主人の君と

雪side



結愛ちゃんと浮き輪で漂っていたら、いきなり足を掴まれて海に沈んでいく。



息ももう限界に近い。



このまま抵抗せずに死ぬか、抵抗するか。



………でも、息がもたないっ!



雫!



君に、会いたいよ。



愛しい君に。



このまま死んで、君に、想いを伝えられなくて、後悔するなんて嫌だっ!



動け、苦しいのなんて我慢しろ!



雫に会えなくなって、もっと苦しい思いをするより、マシに決まってるだろ!



………でも、何でかな?



幻覚が、見えてきた。



水着姿の雫と、糸永君が、遠くに見え、る。



「カハッ」



安心したの、かな?



幻覚なのに。