護衛の私と主人の君と

結愛side



誰かに足を引っ張られて、雪君と海に沈んでいく。



足には、酸素タンクを持ったダイビング姿の男が2人。



私と雪君の足を引っ張っている。



まだ私も雪君も、多分息を止めてられる。



でも、その間にも2人の男に海の深い所へ引っ張られていく。



抵抗したらここで息が切れる。



けど、抵抗せずに居ても、そのまま海の底にまでも連れていかれるかもしれない。



いや、連れていかれる。



………このまま雪君を、お姉ちゃんに取られるなら、このまま死んでも、、、。



………糸永。



えっ?



何で糸永が?



………嫌だ、死にたくない。



何で、そう思うんだろう。



………そうだ。



私、雪君が本当は好きじゃないんだ。



ただ、お姉ちゃんと一緒に居たから。



お姉ちゃんが、雪君を愛しそうに見るから。



でも、私の本当の好きな人は、糸永なんだ。