「じゃ行こう先輩!!」 そう言ってまた手を差し出す。 雄大君もしかして・・ あたしが思ってたこと分かっちゃった!? いや、ないない!! 無い・・よね?? あたしは何も言わずにそっと手を重ねた。 なんか言ったら・・ かなり変なこと言いそうだったから。 「じゃ、帰ろー★」 雄大君はあたしが手を重ねたことを確認するとゆっくり歩き出した。 ――ううん。 あたしのペースに合わせてくれてるんだ・。 あたしが・・歩くの遅いの知ってた??