「り、莉奈、さすがに言い過「言い過ぎじゃないから!」



フガーっと鼻息荒く、すごい形相で私を見る莉奈に、何も言えなくなる。



「ま、男も執事として働くって案出しといて良かったよな。見張れるし」



たくちゃんはそう言って、作業を再開。



莉奈も「確かにね」と、そこは同調を見せた。



「何あの子、かわいくね?」



「あの子が例の子?」



他学年の先輩が、何やらさっきから多くなってる気がする。



気のせいだろうか、私を見て何か言ってる気もする。