私の恋した誘拐犯【完】

「ふーん…割とやる気じゃん」



「こ、これは、文化祭を楽しんでもらうための…!」



「はいはい」



いちいちからかってくるたくちゃんに、少しムッとしながらも話し合いを続ける。



「メニューはカフェらしいものがいいと思うなぁ。コーヒーとかケーキとか」



「それだったら、メニューにそれっぽい名前つけるとかいいんじゃね?」



私の提案に、たくちゃんは更に提案を持ちかける。



「名前って?」



「ほら、例えば『愛のケーキ』とか『ラブコーヒー』とか」



「たくちゃん、もしかしてそういうお店「ねえよ」